フローリストにしろヨガインストラクターにしろ、人気の講師は常に空席がなかったり、遠すぎて通うことが難しかったりで諦めることしかできなかったけれど、時代は変わった!
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どこへでも、どこからでも
このコロナ禍で一番大きく変わったのは「オンラインで繋がる」ことが生活に浸透したことではないだろうか。頭のいい方や時代の先の先を読み解ける方は当たり前のように予測していたことだろうけれど、コロナによって10年早まったというようなコメントはテレビで何度も耳にした。
私が造花ブーケの指導を受けに行ったのは大阪。ずっと気になっていた方がレッスンをスタートすると知ってめちゃくちゃ「行きたい!」と想った。が、大阪・・・心が揺れた。そうしてほんの少し迷った間にレッスンの席は埋まってしまった。その時に自分で想像していた以上にガッカリして次の募集では絶対に応募すると心に決めたのだ。
無事にレッスン枠を掴み取り(実際、5分で満席になる講座)1年かけて大阪に通った。コロナでこんな世の中になるとは誰も想像していなかったギリギリの時期に講座は終了。本当にギリギリセーフのタイミングで「緊急事態宣言」という聞いたこともない、何だか空恐ろしいものが発令されてその後のレッスンはオンラインに切り替えられることになる。
憧れの講師
最初に緊急事態宣言が出された時、みんな「そのうち元に戻るだろう」という空気だったが段々と事の重大さを感じられるようになると世の中で色んな分野のプロがインターネットを使ったコンテンツを出しはじめた。そうなると「もしかしたら、あの先生のレッスンが受けられるのかも」と気付いて京都や大阪のフローリストのレッスンにどんどん申し込んだ。コロナには散々苦しい想いを味わったが、このことはコロナがなかったら出来なかったこと。(少なくともここ数年は)それは本当に有り難いと感謝している。
自分もオンラインで配信
そして私自身もオンラインに助けられている。全てのクラスがストップされたヨガのレッスンをオンラインに切り替えて継続することができたのだ。オンラインだから参加できると喜んでくれた方もいたし、オンラインだから参加できない方もいた。何をするにもメリットとデメリットはあるもの。全てに都合よくはいかない。
私の小さな教室のオンラインレッスンもスタートして1年半が経った。初めはわからないことが多くみなさんに不自由をかけてしまったこともたくさんあるが、1年半もやっていると配信する私も受講するみなさんもお手の物!少人数のレッスンだが楽しみに参加してくださることに感謝の気持ちでいっぱいだ。
私が他の方のオンラインレッスンを受けることで気づけたことも色々ある。配信する側と受講する側の両方を経験できているのは本当に勉強になる。いくつになっても新しい学びは果てしなくあってそのことをいつも以上に実感できるのもコロナがあったから。マイナスの側面だけを見ないように意識することも改めて強く想う。